Project
前向きすぎるプロジェクト「創業・スタートアップ支援」にオール愛媛で邁進!

経済労働部 産業支援局
産業創出課
主任森 正也
経済労働部 産業支援局
産業創出課
担当係長中原 圭介

創業・スタートアップ支援という前向きすぎる仕事への臨み方とは…。令和7年6月に内閣府の「第二期スタートアップ・エコシステム拠点都市」に岡山市と共同選定され、スタートアップ支援の機運が高まるなか、その中心で活躍する中原さんと森さんが、業務への向き合い方や、モチベーションの保ち方、職場の雰囲気づくりなど、ざっくばらんに語ります。

Interview
担当者インタビュー

中原さん
本県では、創業からその後の定着・成長までをオール愛媛でサポートする創業支援施策として平成30年度から「EGFプログラム(愛媛グローカル・フロンティア・プログラム)」を立ち上げています。その後、国の経済対策の一環で令和4年11月にスタートアップ育成5カ年計画が発表されたのを受け、令和5年度からを「EGFプログラム」の第2ステージと位置づけ、スタートアップ支援やオープンイノベーション促進に大きく舵を切りました。新しい技術やアイデアを持つスタートアップ企業が愛媛で成長し、発展していただけたら、地域の課題解決や雇用創出を望むことができ、愛媛自体も盛り上がるのではないかということで、県としてスタートアップ創出の支援に力を入れて取り組んでいるところです。今までの創業支援は、創業の確度を高めたり、どうやったら件数が増えるか、手堅く展開していく面がありましたが、スタートアップ界隈って、短期間でどこまで急成長できるかが重要だったり、首都圏の展示会や大規模ピッチイベントなど、キラキラ感が非常に強いところがあって。創業者の前向きな思いや熱量に応えるためにも、支援の質を高めていきたいと考えています。
森さん
令和7年3月には、県内の産学金官の創業支援機関による「EGFコンソーシアム」を立ち上げました。経済団体・企業や大学、金融機関に加え県内20市町全てがコンソーシアムに入ってくれて、まさにオール愛媛でスタートアップを創出していこうという機運が醸成されています。
中原さん
県内の全自治体がこういった1つのコンソーシアムに所属していることって、他県からするとかなり珍しいようです。知事が掲げる「オール愛媛」というのが、実は特別なことなんですよね。県と市町の関係がとても良く、県内が一体となった事業展開ができることは愛媛県庁の仕事の醍醐味だと思います。
森さん
新しいビジネスアイデアや技術を持つ創業者・創業希望者を4カ月間伴走支援して、ビジネスアイデアを磨き上げたうえで最後にコンテストを行う「NEXTスタートアップえひめ」事業を行ったのですが、そこで「ごみ」という社会課題を価値に変える活動をされている創業者を支援させていただいたことが印象に残っています。特許を取られている分解促進剤の中にごみを入れると、短時間で分解され肥料ができるという内容で、社会課題に対するインパクトも大きく、今後愛媛を代表する企業に成長されるのではないかと期待しています。
中原さん
私はダンボールを使った家具のスタートアップ企業です。ダンボール家具というと災害時の避難所やオリンピックの選手村で使われたダンボールベッド等、簡素なイメージがありますよね。ですが今回支援した企業は本業が印刷会社をされていて、自社の技術を活かしデザイン性にも優れたダンボール家具を考案されました。軽量ですが強度も十分にあり、木製家具に比べて値段も抑えられる。しかもリアルな木目がプリントされているんです。
先ほど森さんがお話しした企業は事業をゼロから立ち上げた創業者の方ですが、この企業は後継者の方が新事業部門として始められた、いわば第二創業のような形。歴史ある会社から新たなビジネスが生まれるというのがとても印象に残りました。
森さん
ビジネスアイデアコンテストの最終審査会は、ほぼ満席となる約100名の観覧者の方に来ていただき、交流会も大変盛り上がりました。「一緒にビジネスやりましょう」という話につながった方もいらっしゃるみたいです。
中原さん
2019年から1年間(株)博報堂に派遣されていたのですが、私が所属していたPR部門は各所のリレーションシップを大事にしていて、プロジェクトの進め方や合意形成において、どうすればスムーズに事業を遂行できるかという点で学びが多かったです。その経験は、内閣府の「第二期スタートアップ・エコシステム拠点都市」への申請過程でも活きていると感じます。当初は愛媛県単独で申請していましたが、急遽岡山市と申請書を統合することになり、しかも提出まで2週間しかないという…。すぐに岡山市さんに連絡をとり、急遽東京でのイベントの合間を縫って会うことになりました。イベント会場の片隅で即席の作戦会議(笑)。そこでお互いにメリットがある形で、長所も生かし合える無理のない共通ビジョンができあがっていきました。
森さん
この2週間はとにかくスピード感を持って、ボールが来たらすぐに打ち返してというキャッチボールの日々でした。
中原さん
打ち合わせには、上席がフルメンバーで参加してくれたので、状況把握・判断がスムーズに進んだ点が良かったですね。チーム感のある動きは愛媛県の強みだなと実感しました。
森さん
上司も私たち担当の思いをすごく尊重してくれて、どうすればできるかという方向で一緒に考えてくれるので、非常に仕事はやりやすい環境だと思います。
私自身のキャリアとしては、初任地の中予地方局の管理課で港湾管理をしていました。そこでは、警察、消防などいろんな機関とともにテロが起きたときの対策訓練を担当しました。次は市町振興課の選挙係で、衆議院選挙や県知事選挙など、県が管理執行する選挙の立候補受付の担当でした。どちらも今の課と違って制度やルールに基づく業務中心ではありましたが、港湾での訓練も選挙もある意味イベントというか。たくさんの人と時間が動く中で積み上げていって執行するものなので、現在担当しているビジネスアイデアコンテストとも性質は似ていると感じます。転職レベルで部署は変わっても、意外と経験やノウハウは生かせると思いますね。
中原さん
森さんは本当に真面目で誠実ですね。創業希望の方に対しても真摯に対応してくれています。またしっかりと芯があって、これぐらいでいいかなという妥協がない。これは県が支援するうえでの信頼感にも繋がっていると思います。
森さん
中原さんはすごく明るく前向きで、仕事に対して強い推進力を持った方です。岡山市と2週間で共同申請をしたときも、「よし、それやったら頑張ってやろう!」と私たちを鼓舞してくれて、心から尊敬する大先輩です。係内の雰囲気も引っ張ってくれて、何でも気軽に相談できるような環境を作ってくださっています。
中原さん
僕は結構しゃべりすぎちゃうんで(笑)。でもこの事業は創業・スタートアップ支援と内容がすごく前向きなので、モチベーションの維持が大事なんです。ちょっとテンションが下がりそうなときは、スタートアップ育成講座や起業塾、セミナー等のイベントに参加して、「よっしゃ、やるぞ!」と士気を高めて戻ってきます。
森さん
イベントでテンションを上げて、また頑張ろうという感じで、課内の雰囲気は本当にいいですね。何気ない雑談の中からアイデアが生まれたり、突破口を見出せたりすることもあるので、それもすごくいい仕事の仕方だなって思います。
中原さん
令和7年度はスタートアップ・エコシステム拠点都市に選定されたことで、スタートアップや投資家、その他の支援機関からの注目度が体感として分かるほどに上がっており、スタートアップの大規模カンファレンス「京都IVS」にもパネリストとして登壇依頼がありました。拠点都市として愛媛からどのようなスタートアップを創出できるのかという課題はありつつも、やはり我々の取組みが世間に認知されるよう動いていきたいと考えています。継続的に愛媛県がスタートアップフレンドリーな県だと認識されて、それがエコシステムを回していくうえで大事だと思っています。
森さん
中原さんが言ったようにスタートアップフレンドリーな県だと認識されることが大事だと思っています。その足掛かりとして、「EGFコンソーシアム」のそれぞれの支援機関の情報を共有、連携強化を行い、コンソーシアム全体、オール愛媛でスタートアップ支援に取り組んでいきたいです!

ありがとうございます。お二人がテンションMAXで臨む前向きプロジェクトのこれからに、期待しています!

担当者プロフィール

担当係長中原 圭介

(経済労働部 産業支援局 産業創出課)

愛媛県松山市出身。2012年入庁。2012年度~土木部 道路都市局 建築住宅課。2014年度~南予地方局 健康福祉環境部 地域福祉課。2017年度~経済労働部 産業雇用局 産業政策課。2019年度~㈱博報堂派遣。2020年度~企画振興部 政策企画局 広報広聴課。2023年度~企画振興部 デジタル戦略局 デジタルシフト推進課。2025年度~経済労働部 産業支援局 産業創出課。


主任森 正也

(経済労働部 産業支援局 産業創出課)

愛媛県今治市出身。2017年入庁。2017年度~中予地方局 建設部 管理課。2020年度~総務部 行財政推進局 市町振興課。2023年度~経済労働部 産業支援局 産業創出課。

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