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自分の目で見て聞いて学び
地域を知り尽くした保健師に

越智 奏枝さん

2021年入庁

中予地方局健康福祉環境部 中予保健所健康増進課

Interviewインタビュー

Q1.

愛媛県への就職のきっかけや理由を教えてください。

看護実習の際に生活習慣病を抱える患者さんと関わる機会があり、病気の予防に興味を持つようになりました。
その後、市町の保健センターや保健所での実習を通して地域で生活をする方々と関わる中で保健師になりたいという気持ちが強くなり、県内それぞれの地域について自分の目で見て聞いて学ぶことができる愛媛県で働きたいと思うようになりました。
現在は精神保健係に所属し、自殺対策やひきこもり対策など様々な事業を担っていますが、中でも私は高次脳機能障害支援普及事業を担当しており、研修会の企画や地域の医療機関と関係機関との連携の仕組みづくりをしています。

Q2.

これまでの仕事で、一番印象に残っていることは何ですか?

精神保健福祉法に基づく通報対応などの緊急的な対応もありますが、そこで関わった精神疾患を抱える当事者の方が退院後に必要な支援につながり、地域で生活している様子を聞くといつも大変うれしく思います。
特に家庭訪問やカンファレンスなどの場で状態が回復した患者さんと再会し、「あのとき病院に行ってよかった」といった言葉を直接聞くことができたときには、住民のための支援につながっていると実感します。
日頃から地域の家族会やデイケアに参加したり、家庭訪問をしたりして、地域住民や関係者との関係づくりに努めています。

Q3.

職場の雰囲気を教えてください。

中予保健所には、年齢の近い保健師の先輩方や同期がおり、わからないことや困ったこと、仕事での悩みも係内で共有し、相談しやすいとても温かい職場です。
仕事での関わりだけではなく、プライベートで食事に行くこともあり、仕事での悩みやうれしかったこと、辛かったことなどを話し合うことは、仕事をする上でのモチベーションにもなっています。
また、新任期の保健師の育成にも力を入れてくださっており、別の係の業務を実践して勉強させていただく機会もあります。異なる係の業務をやってみることで、保健師としての視野が広がり、今所属している係でも活かせることがあるため、大変貴重な機会となっています。

Q4.

入庁する前後で感じたギャップはありますか?

県の保健師は、直接県民の方と関わる機会が少ないというイメージがありましたが、実際に入庁すると、家庭訪問に行ったり地域のデイケアに参加したりと地域に出向く機会が多くありました。
また、地域の住民や医療機関、警察といった関係機関の方々と、直接顔を合わせてやり取りをする機会もあり、保健活動を行っていく中で、平時からの地域の方々との顔の見える関係づくりをすることの大切さを日々感じています。

Q5.

愛媛県職員を志望している方へのメッセージをお願いします。

愛媛県の保健師は、県内それぞれの地域について、自分の目で見て聞いて学ぶことができることが魅力だと思います。
また、地域を知り尽くした各市町の保健師の方々と様々な機会で一緒に活動できることはとても心強いです。
仕事を進めていく中で難しいと感じることも多いですが、困ったことがあれば相談しやすい職場環境が整っており、毎日充実しています。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

Career path入庁後のキャリアパス

入庁初年度〜3年目

中予地方局健康福祉環境部中予保健所健康増進課

Schedule越智 奏枝さんの1日のスケジュール

08:30~09:00
登庁、朝礼、メール・グループウェアチェック
09:00~10:00
精神保健事業打ち合わせ
担当事業や係内の事業の企画内容について係で相談します。
10:00~12:00
電話相談対応、記録作成
精神疾患やメンタル不調がある本人からだけではなく、家族からの相談にも対応しています。困ったことがあれば上司に相談しながら対応しています。
12:00~13:00
昼休み
お弁当をいつも注文しています。
13:00~14:30
担当地区の会議出席
中予管内の5市町のうち、私は東温市を担当しています。自立支援協議会やケース会議に出席しながら、東温市での取組みについて情報交換を行っています。
14:30~16:00
家庭訪問
東温市の保健師さんと一緒に精神疾患やメンタル不調を抱える当事者や家族のもとに家庭訪問に行っています。
16:00~17:15
関係機関への連絡、記録作成
17:15
退庁
オフタイムの愛媛県職員
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