Project
デジタルマーケティングの全庁展開をサポートし、情報発信の要を担う

企画振興部 デジタル戦略局 デジタルシフト推進課
デジタル推進グループ
主任渡部 良樹
企画振興部 デジタル戦略局 デジタルシフト推進課
デジタル推進グループ
主任上石 陽介

デジタル推進グループでは、全庁各課のデジタルマーケティング施策を様々な側面からサポートすることで、施策成果の最大化を目指しています。各課の課題に寄り添いながら、データを活用した効果的な広告配信や、SNSを活用した情報発信を推進。民間企業への出向経験を活かし、高度なデジタル施策を展開する渡部さんと上石さんが、その取り組みと成果、そして挑戦の裏側を語ります。

Interview
担当者インタビュー

渡部さん
県の事業でデジタル広告等のデジタルマーケティング施策を行う際には、それぞれの課が専門事業者に委託をして行っています。その施策の企画段階から実行段階、そして効果検証に至るまでをサポートする役割を担うのが、私たちデジタルシフト推進課です。
デジタルマーケティングの成果を最大化するためには、統一的なルールのもとでデータを収集・蓄積・連携し、成果を検証することや、委託事業者との適切なコミュニケーションをとること等が求められます。その際、事業を担当する職員は必ずしもデータ活用やデジタルマーケティングの知識が十分ではない場合もありますので、我々が専門的な観点でサポートしています。
上石さん
私は主に各課のSNSの運用支援、愛媛県のLINE公式アカウントの機能構築という2つの業務をしています。SNSの運用支援では、InstagramやLINE公式アカウントといった各媒体の特性を踏まえて、アカウントの運用方針や投稿内容の助言に加え、投稿内容の反応などを分析しています。県LINE公式アカウントは、各課が抱える課題に応じて求められる機能やキャンペーンの企画から、LINE公式アカウント上への実装まで一気通貫で行っています。
渡部さん
私の県庁でのキャリアは四国中央土木事務所という地方機関から始まりました。次に本庁で保健福祉に携わり、今度は総合政策課で全庁のことを見て…。徐々に見る範囲が広がってきたこともあって、ちょっと県外へ出て、愛媛を外から見てみることが次のステップかなという思いがあったんです。そんな折に派遣の公募があり、応募してソフトバンク株式会社で2年間勤務し、デジタルマーケティングに関する業務を経験しました。
デジタルマーケティングをそもそも全く知らない状態で行ったので、基本的な知識や専門用語を習得するところから始まり、その他にも民間企業の仕事の進め方、人とのコミュニケーションの取り方など得るものはたくさんありました。
県庁と民間では仕事の進め方も異なる点があるので、そういうところは実になっていると思います。
上石さん
私は2021~2022年度の2年間、LINE株式会社(現:LINEヤフー株式会社)で勤務させていただきました。目的としては、デジタル分野の専門性を身に着けたいというものです。自治体においてもDXに関する取組みが加速していた時期でしたので、「ここでデジタル分野に強くなれば今後の県庁人生の大きな経験・財産になる」と考え、公募されていたLINE株式会社への派遣に応募しました。
派遣期間中は、自治体や企業に対して、LINE株式会社が持つ様々なサービス・プロダクトを武器にそれぞれの課題解決に向けた提案業務を中心としながら、時にはCSR活動としての防災や情報モラル教育など様々な取組みに携わることができました。この経験は、まさに今の業務に活きていているなと感じます。各課の悩みや課題に対して、具体的な解決策の提案ができるようになったと感じますし、また、CSR活動の中で「三方よし」の考え方に触れたことで、関係者全員のメリット・利益を考えながら仕事をする思考が身につきました。
渡部さん
2018年頃から始まったデジタルマーケティングの取り組みですが、前任の先輩が積み上げてきたものを引き継ぎ、少しずつ私たちの代でも拡げていこうと取り組んでいます。
取り組みのレベルも、自分たちでデジタル広告を配信する、LINEの中で機能実装するなど、より高度なものになってきています。派遣の経験も活かし、自分たちで試行錯誤しながらやってきた結果、少しずつですがレベルアップしてきているのかなという感触はあります。
上石さん
各担当課の方々と一緒に仕事をするため、どんどん知り合いが増えていきますし、「おかげで昨年よりも成果が上がったよ」「すごく助かったよ」など他職員から感謝されるという点は、デジタルシフト推進課の業務の醍醐味なのかなと感じてます。
渡部さん
感謝されるというのはわかります。上司からも「こんなにいろんな課から感謝される仕事はあんまりないよ」という話は聞いていました。
ありがたいと思ってもらえたら、また次も相談してくれると思うんです。なのでどういうことが求められているか、デジタルマーケティングの専門部署としてお応えすることを常に意識して臨んでいます。
あとはデジタルに関する専門的なスキルが身に付くこともここならではですね。さまざまなデジタルツールを使うスキルや、データを分析、活用するノウハウはこの業務を通して身についていったと思います。
渡部さん
デジタルマーケティングは、情報を届けるだけでなく、データを活用するという側面も持ち合わせています。取り組みの中で蓄積した各課のデータを一元管理し、それらを活かした広告配信ができれば、より効果的なプロモーションに繋がると思うんです。
闇雲に情報を届けるのではなく、その人が過去にどういう動きをしているのか、そういう情報を共有していると、より明確なターゲティングが可能になります。
現状、各課、各事業ごとに管理されている様々なデータが少しずつでもシームレスに連携して使える環境になれば、もっと情報を届けるときの粒度が上がってくるのではないかと考えています。部署を横断したデータの連携によって次の成果を生み出すことができたら面白いと思うんですよね。
上石さん
渡部さんと同じ思いです。我々の仕事は県庁全体の情報発信力に直結するので、現状維持に留まらず、常にスキルを磨き、高みを目指して挑戦し続けたいです。
渡部さん
我々のように民間企業へ長期派遣に行くキャリアもあれば、技術職のような専門職、庶務のような仕事もある。業務の幅が本当に広いので、一人ひとりの適性に合わせたキャリアパスがあると思います。
公務員ってお堅いイメージ、中にはネガティブな印象を持つ方もいるかもしれませんが、こと愛媛県に関しては、若手であっても裁量を持って事業に取り組める、働きやすい環境であると実感しています。
上石さん
行政・民間問わず、「調整力」が重要な職務能力の1つだと考えていますが、県庁はこの「調整力」に関して、圧倒的成長ができる環境だと思ってます。
われわれ県職員は、関係者の数が多く、そして問題の規模・影響が大きな「社会課題」を国、市町、企業など様々な立場の方と連携しながら解決に向けて取り組んでいく必要があります。県庁の仕事は日常的に調整力が問われるシーンに溢れており、実務経験を積む環境として最適です。
「成長したい!」という意欲の高い人にもピッタリな職場ですので、是非、入庁をお待ちしています。
渡部さん
圧倒的成長を感じつつも、私も上石も小さな子どもを持つ父親として育児との両立も意識しています。二人とも育児休業も取得しましたし、子どもを持つ職員は全員育児休業を取得していると思います。
ワークライフバランスもとりつつ、圧倒的成長も臨めます!

ありがとうございます。県庁でさまざまなキャリアを積んだお二人ならではの言葉、刺さりました!

担当者プロフィール

主任渡部 良樹

(企画振興部 デジタル戦略局 デジタルシフト推進課
デジタル推進グループ)

愛媛県松山市出身。2013年入庁。2013年度~東予地方局 四国中央土木事務所。2015度〜保健福祉部 生きがい推進局 障がい福祉課。2018年度〜企画振興部 政策企画局 総合政策課。2020年度〜ソフトバンク㈱派遣。2022年度〜企画振興部 デジタル戦略局 デジタルシフト推進課。


主任上石 陽介

(企画振興部 デジタル戦略局 デジタルシフト推進課
デジタル推進グループ)

愛媛県大洲市出身。2015年入庁。2015年度〜経済労働部 観光交流局 国際交流課。2018度〜中予地方局 健康福祉環境部 地域福祉課。2021年度〜LINE㈱派遣。2023年度〜企画振興部 デジタル戦略局 デジタルシフト推進課。

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