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幅広い公衆衛生の観点から
県民の健康を守るやりがい

宮本 愛さん

2020年入庁

衛生環境研究所 衛生研究課

Interviewインタビュー

Q1.

愛媛県への就職のきっかけや理由を教えてください。

愛媛県職員を志望したのは、薬事衛生や、食品衛生、環境衛生、試験研究など、様々な業務を経験できると思ったからです。
また、病院や薬局に比べ、より多くの方の健康を守る仕事をすることができ、地元・愛媛の人々の健康に携われたらとの思いもありました。
学生時代に勉強した薬理学や、病態・薬物治療、衛生、法規など、すべての分野が役に立つと感じています。
幅広い分野の仕事に携わることで自分の視野も広げることができると思います。

Q2.

現在、どのようなお仕事をしていますか?

衛生環境研究所の衛生研究課は、微生物試験室と理化学試験室で構成されています。微生物試験室は、細菌、ウイルス、臓器移植の組織適合性検査等の試験検査や調査研究を行っています。理化学試験室は、水質化学科、食品化学科、薬品化学科の3科で構成され、水道水、食品、医薬品等の試験検査や調査研究を行っています。
私の所属している水質化学科では、県内の水道事業者や県民の方から委託を受け、水道水質基準に定められている51項目の試験や県内の水道水源の水質検査等を実施しています。
また、遊泳用プールの水質基準試験や公衆浴場の水質検査、し尿処理施設放流水の基準試験等も行っています。

Q3.

これまでの仕事で、一番印象に残っていることは何ですか?

最初に配属された保健所で新型コロナウイルス感染症への対応をしたことです。
電話による疫学調査やパルスオキシメーターの発送、クラスターへの対応など、前例のない膨大な業務がありました。
その中でも、感染拡大を防ぎ、医療機関や患者さんの負担を減らすにはどうすればよいか、新型コロナウイルス感染症への対応だけでなく、滞らせることのできない業務を効率的に行うにはどうすればよいかを考え、行動している先輩方の姿や、保健所職員だけでなく全職員が一丸となって取り組む姿に感動しました。

Q4.

上司や先輩、同期とはどんな関係性で、どんなお付き合いがありますか?

新規採用職員はインストラクターの先輩がついて下さり、社会人としての基本的な仕事の進め方やマナーについて教えてくださったので、とても勉強になり、わからないことがあったときに相談しやすかったです。
また、目の前の仕事はもちろんのこと、広い視野で働いている先輩を見て影響を受けました。
現在の職場でも業務を行う中で問題に直面することがありますが、検査研究の進め方についても的確なアドバイスをくださり、困ったときに相談できる関係だと思います。
同期とはプライベートで出かけたり、仕事の近況を話したりと何でも相談できる存在です。

Q5.

愛媛県職員を志望している方へのメッセージをお願いします。

薬剤師は、薬事衛生、食品衛生、環境衛生、試験研究、病院など、様々な分野で働くことができます。
入庁する前は事務的な仕事が多いイメージがありましたが、保健所では薬局やドラッグストア等への現地確認や電話対応、窓口対応など、想像していたよりも県民の方と直接関わる機会が多いと感じました。
また、薬剤師だけでなく、医師、獣医師、保健師、行政職などの職員も在籍しているので、それぞれの専門分野の知識をもつ職員と関わりを持てることもおもしろいと感じています。
様々な業務を経験することができるので、まだやりたいことが明確になっていない人でも自分に向いている仕事を見つけられるはず。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

Career path入庁後のキャリアパス

入庁初年度〜3年目

東予地方局健康福祉環境部企画課

入庁後4年目

衛生環境研究所衛生研究課

Schedule宮本 愛さんの1日のスケジュール

08:15
登庁
08:30
朝礼
課内で本日の予定の確認、伝達事項を共有します。
08:30~12:00
受付、検査準備
検査に使用する機械や、試薬の準備を行います。検体が届き次第、受付を行います。
12:00〜13:00
昼休み
13:00~16:00
検査
検体が揃い次第、検査を始めます。
16:00〜17:15
デスクワーク
グループウェアを確認したり、検査結果をまとめたりします。
17:15
退庁
オフタイムの愛媛県職員
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